イギリス植民地と独立

シンガポールという国は日本以外の他のアジア諸国と同じようにヨーロッパの国々が奪い合い植民地化された国です。16世紀、シンガポールを支配に収めたのは ポルトガルでした。17世紀に入りオランダが植民地化し、18世紀に入りイギリスのラッフルズがこの地に上陸し植民地となりました。これほど前から シンガポールが奪い争われていたのは当時からこの地がアジア主要航路となり、要となるということが認識されていたからです。

英による植民地後は、いわゆる第2時世界大戦で日本軍がイギリス軍を破り3年にわたってシンガポールは日本の統治下にありました。 その後日本への原爆投下によって終戦を迎えますが、再びイギリスがやってきてシンガポールを植民地とします。 シンガポールの国民は「あの」イギリス軍を破った日本にならって外国からの支配を受けずに独自のアイデンティティと道を歩みたいと強く 願うようになり、独立運動へと進んでいきました。

1959年ついにシンガポールの自治権が認められその時初代の首相になったのが有名な「リー・クアンユー」です。1963年になりシンガポールはマレーシアの 一州となりましたが、マレー系人種とシンガポール(華人)との対立が深く、マレーシアから一方的に突き放される形となり、リー・クアンユーが 独立宣言をして晴れてシンガポール共和国が誕生したというわけです。

「晴れて」と書きましたが当時、資源もなく国土もないシンガポールは未来の無い国と呼ばれていました。マレーシアとシンガポールの統一を 望んでいたリー・クアンユーにとってはショッキングな出来事だったと言えるでしょう。 その後リー・クアンユー率いる人民行動党の主導で経済発展を成し遂げていきました。